「特攻花」と呼ばれる花

鹿児島の喜界島には「特攻花」と呼ばれる花が62年以上前から咲いています。
この和名「天人菊」の花言葉は、一般的には「協力」「団結」ですが・・・知覧町では、
「特攻花の花言葉は”生きなさい”」と伝えられているそうです。

この喜界島の「特攻花」に魅せられ、以来ずっと写真を撮り続けている若い女性がいます。
彼女の名前は、仲田千穂さん・・・19歳のときに、この花と出会ってから毎年欠かさず撮り続けてます。

島では平和を願う花として大切にされている、この「特攻花」は当時の特攻隊員の方が島へ
持ち込んだものが根付いたものですが・・・元々は、米国産という帰化植物でもあります。

敵国でもあったアメリカの花が、特攻隊の命のように真っ赤な色を放っているのも・・・
なんだか、とっても運命的なモノを感じずにはいられません。

「特攻花」・仲田千穂写真集 -太平洋戦争時、特攻隊へ贈られた花

「特攻花」写真集と写真展　仲田 千穂

君が見た空の色　特攻花特集

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この美しい花は・・・いったい何を見てきたのでしょうか・・・特攻隊の方々の 想いと共に、62年経ったいまでも飛行場の片隅に咲いている「特攻花」です。

62回目の終戦記念日

62年前の今日・・・日本の国民は、はじめて聞く天皇陛下の声に耳を傾け涙を流したことだと想います。

玉音放送は、言葉が難しいのと一般に知られている。
「しかし私は時運のおもむくところ、堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、このようにして今後の永遠(とわ)の
ため平和をもたらしたいと思います。」という部分だけが印象にあり。今回はじめて全文を耳にしました。

YouTube - 敗戦の詔勅　（玉音放送）　～完全版～には、当時の原文と併せて現代の言葉に
訳したものも記載されていて、とても解かりやすくなっています。ぜひ聞いてみてください。

敗戦の詔勅　（玉音放送）　　昭和天皇と平和への願い

ぎょくおん-ほうそう　―はう― 【玉音放送】 1945年（昭和20）8月15日、昭和天皇みずからの声でラジオを通じて全国民に 戦争終結の詔書を放送したこと。日本国民ははじめて天皇の肉声に接した。

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終戦の詔勅（玉音放送）　　　　　　昭和20年写真記録・序（終戦詔勅）

開戦と終戦　　　　　　天皇陛下と戦争責任／終戦責任

太平洋戦争終結(1945)　　　　　　昭和天皇とマッカーサー会見の時

天皇の人間宣言　　　　　　昭和天皇が全国御巡幸　　　　　　昭和天皇(1901-1989)

昭和天皇の戦争責任については、戦後もいろいろと論争されてきたようですが・・・戦後の地方巡幸は、
昭和天皇が全国を回って、被災した国民をなぐさめ、励ましたいというご希望ではじめられ、
昭和21年2月の神奈川県から昭和29年の北海道まで、沖縄を除く全国におよび、
総行程3万3千キロに達したそうです。 

おそらく誰よりも、平和を望んでらっしゃった方でもあるのだと・・・いうのも、わたしの印象です。
いちばん最初の巡幸先が、わたしが生まれた町でもある神奈川県の川崎だったというのも・・・
今回↑の映像を通して、はじめて知りました。

靖国神社への参拝も、いろいろと異論もあったりするようですが・・・命を懸けて戦って亡くなられた、
多くの方々がいてくれてこその、"いま"なのだということは何年経とうと決して忘れてはいけません。